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「美術品入札会 廻 -MEGURU-」Vol.10

会期

下見会:
2022年 5月14日(土)〜 5月22日(日)
開札日:
2022年 5月24日(火)
会場:加島美術(東京都中央区京橋3-3-2)
出品作品:約330点

※第2会場では、「廻 -MEGURU- オンライン」で開催中の第32回オークションの作品を特別展示しております。
 あわせてご高覧いただければ幸いです。
https://www.meguru-online.jp

主な出品作品

今回の見所

●円山應挙 特集
円山應挙は写生を重視した作風により、伝統的な「やまと絵」や「漢画」などの絵画観を一変させ、「円山派」に代表される多数の門下を輩出しました。本入札会では、繊細な筆遣いで生き生きと描かれる動物画、花鳥画などをご覧いただけます。
日本画壇を代表する大家の卓越した画技、鋭くも慈しみに満ちた対象への眼差しを、心ゆくまでご堪能ください。

●美人画 特集
女性の美は、古来から多くの作家により描かれてきました。日本の美人画は江戸期以降に確立。作家たちは女性の容姿や内面の美しさを探り、表現方法を模索してきました。本入札会では、美人画の名手・鏑木清方や上村松園、伊東 深水、伊藤小坡などによる気品あふれる優美な美人画や、現代作家・やちだけいによるリアルな現代女性の姿など、作家独自の多彩な女性像をご覧いただけます。

●徳川慶喜と渋澤栄一 特集
江戸幕府最後の将軍として時代の変革期に立ち向かった徳川慶喜と、日本経済の礎を築いた渋澤栄一。慶喜は渋澤の才覚を早々と見出し、農民から幕臣へと起用して世に送り出しました。明治維新後、慶喜に感謝の心を抱き続けた渋澤栄一は『徳川慶喜公伝』を編纂。政権の表舞台から離れ余生を送る慶喜の名誉回復に努めました。本入札会では、厚い信頼関係で結ばれた二人の思想に触れられる筆跡作品を出品します。

●香月泰男 特集
太平洋戦争時のシベリア抑留の経験に根ざした「シベリヤ(シベリア)・シリーズ」で名高い香月泰男。復員後は、身近な風景や、花などをモチーフとした作品も多く描きました。
本入札会では、当時の風景画や静物画を中心に出品しています。香月の作品はいずれも、生死の狭間で極限状態を経験した者にしか表現し得ない生命の煌めきを宿しています。
コロナ禍、情勢不安…ありふれた日常が尊ばれる現代だからこそ、より強い光彩を放ち、観る者の胸に迫ってくるでしょう。

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